【大学ラグビー】菅平練習試合 明治大学 vs 天理大学 早稲田大学 vs 帝京大学
大学ラグビーは各校とも夏合宿中で、菅平で練習試合が数多く組まれています。
その中で、今回は明治大学 vs 天理大学、早稲田大学 vs 帝京大学の試合の感想を記載したいと思います。
1.明治大学 vs 天理大学
こちらの試合は29‐28で天理大学が勝利しました。最後、PGを天理大学が決めて逆転しました。明治大学は筑波大学との試合に続き連敗です。
以下、明治大学で気になった点を記載したいと思います。
1-1.アタックの連携
やはりまだ連携がうまくいっていない感じがあります。伊藤龍之介選手と平選手のポジションが被ったり、連携して攻撃する形が作れていないように見受けられます。伊藤龍之介選手もインタビューで、これから選手の癖を理解して連携を深めると話をしているので、まだまだこれからかなと思います。
Aメンバーは早めに骨格を固定して連携を強化して欲しいと思います。
一方で、伊藤龍之介選手は良かったですね。得意のランで攻撃をけん引していました。安田選手も久しぶりのトライでした。これからが楽しみです。
1-2.アタックの精度
後半になって立て続けにトライを取り、明治の流れになりました。ここで更に1トライがとれていれば試合は完勝していたと思います。
ノッコオンでチャンスを逃したり、ラインアウトでスチールされたり、チャンスを自ら逃している形が散見されました。
アタックの精度を高め、折角来た流れを自ら逃さないようにして欲しいと思います。
1-3.セットピース
スクラムもまだまだ強化途中ですかね。有利に組めているシーンはありつつも、コラプシングを取られているケースもありました。次戦は京都産業大学でスクラムの強いチームです。スクラムの強化は奪還には必須になりますので、強化を頑張ってもらいたいなと思います。
途中から入った富田選手はすごかったですね。富田選手が戻ることでスクラムも安定するかと思います。期待したいですね。
ラインアウトは田島選手が居た後半途中までは安定していましたが、試合終盤のミスは痛かったですね。あそこで流れが変わったように思います。ジャンパーが変わった後のラインアウトも課題ですね。
1-4.ディフェンス
前回の筑波戦からは大幅に改善しました。タックルもよかったですし、早めのディフェンスでゲインラインを超えさせないディフェンスが出来ていました。
課題は大外ですね。早めのディフェンスで絞っていくので、エッジが開いてしまってトライを取られているシーンがありました。
次戦の京都産業大戦では更に強固なディフェンスを期待したいと思います。
2.早稲田大学 vs 帝京大学
こちらの試合は意外といっては失礼ですが、早稲田大学が38‐14で完勝しました。
こちらの試合も以下、気になった点を記載したいと思います。
2-1.恐るべし佐藤健次選手
いやあ、無双でした。すごかった。躍動していました。誰も佐藤選手を誰も止められない感じでしたね。
佐藤選手はとにかく明るく、チームリーダーとしての資質を備えていますよね。上井草で観た早稲田は本当に明るく元気のあるチームでした。これも彼の人柄だと思います。
この先、必ず日本代表でも活躍すると思います。楽しみです。
2-2.攻撃のテンポ
早稲田は攻撃のテンポがよかったですね。SHの細谷選手の早い球さばきに帝京大学がついていけない感じでした。後半から入った宮尾選手もテンポがよかったです。
2-3.体が重そうな帝京
帝京大学は動きが悪かったですね。FW陣もほとんどゲインできていない感じでした。結構ハードな練習をしているのでしょうか。全般的に動きが悪かったように見えました。
スクラムも互角でした。セットピースでも圧倒できなかった帝京大学、やはりこの試合にかける意気込みや準備と言った点で早稲田大学の方が上だったと思います。
帝京大学と早稲田大学はAチーム、Bチーム、Cチーム、Dチームと戦って、3勝1敗で帝京大学を圧倒しました。
ただ、早稲田は仕上がりが早すぎる点、ピーキングが早すぎる点が気になります。相手チームに研究され対抗策を練られますので、秋以降に形勢逆転になる可能性もあると思います。
一方の帝京大学はここにあまり照準を当てていないように見えました。来週の明治戦に向けて調整をしていると思いますので、そこでの仕上がりがどうなるかが肝心ですね。
今年の菅平は色々波乱が多いですね。今週も数多くの練習試合が組まれているので、ファンは各大学の仕上がりをチェックしながら楽しんでいきたいですね。
今回も最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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