【関東大学ラグビー対抗戦】明治大学が日体大を完封

2024年9月28日(土)に小田原城山競技場で明治大学対日本体育大学の一戦が行われました。

結果は101‐0で明治大学の完勝でした。


小田原城


1.試合出場メンバー

こちらが出場メンバーです。

#ポジション名前学年出身校
1PR檜山 蒼介2年尾道
2HO西野 帆平3年東福岡
3PR倉島 昂大4年桐蔭学園
4LO田島 貫太郎4年東福岡
5LO佐藤 大地4年国学院栃木
6FL大川 虎拓郎2年東福岡
7FL藤井 達哉2年東福岡
8No8木戸 大士郎4年常翔学園
9SH田中 景翔2年常翔学園
10SO伊藤 龍之介2年国学院栃木
11WTB海老澤 琥珀2年報徳学園
12CTB平 翔太3年東福岡
13CTB秋濱 悠太4年桐蔭学園
14WTB白井 瑛人1年桐蔭学園
15FB金 昴平4年大阪朝鮮
16HO金 勇哲4年大阪朝鮮
17PR伊藤 潤乃助3年常翔学園
18PR山口 匠2年流通経済柏
19LO物部 耀大朗2年中部大春日丘
20FL大川 虎拓郎2年東福岡
21SH登根 大斗4年御所実業
22SO萩井 耀司1年桐蔭学園
23FB竹之下 仁吾2年報徳学園

先週の慶應大学戦から中5日ということもあり、メンバーを4人入れ替えてきました。

FW1列目とロックの5人は先週の慶応大戦と同じメンバー。先発とリザーブのメンバー、全て同じでした。

バックローの3人は大幅な入れ替え。慶應戦に出場した福田選手、最上選手がお休みで、東福岡高校優勝メンバーの大川選手、藤井選手が揃って先発メンバーに名を連ねました。

藤井選手はようやくですね。花園での大活躍が今でも目に焼き付いています。これから明治大学でも大活躍して欲しいと思います。


また、リザーブにU20でも大活躍した亀井選手が登録されました。U20のラインアウトの要、明治でも同じように活躍して欲しいと思います。


スクラムハーフは柴田選手がお休みで、田中選手が先発、登根選手がリザーブで出場します。登根選手、今年の対抗戦デビューですね。


センターは平選手と秋濱選手、ウィングは海老澤選手と白井選手が出場します。

そして、リザーブに竹之下選手が選ばれました。U20で大活躍した竹之下選手がようやくデビューですね。楽しみです。金選手はお休みです。


神鳥監督が試合後に話していましたが、去年はリザーブが有効に機能しなかったので今年は層を厚くしたいとのこと。今期デビューの選手の活躍が楽しみです。


2.試合の内容

2-1. アタック

15トライを奪い、日体大を圧倒しました。FWが体を当てて前へ出て、バックスがうまく外にちらしてトライを取る、素晴らしい攻撃を見せてもらいました。

慶應戦は裏の巣ベースを有効活用していましたが、日体大には外のスペースをうまく活用していました。

キックを蹴ると相手ボールになる可能性があります。慶應と比べて日体大はそこまで圧力をかけてこないので、ボールを保持する戦略だったのかもしれません。

両ウィングの海老澤選手、白井選手がボールをもらうためにポジションを機動的に動かしていたのも特徴的でした。

後半に入ると、SOに萩井選手、インサイドセンターに龍之介選手、アウトサイドセンターに平選手というフォーメーションになりました。

新たな明治の可能性を探る取り組みですね。連携はもう少しなところもありましたが、このような取り組みはどんどん進めて欲しいですね。


2-2.ディフェンス

この日は日体大を0点に抑えました。試合終盤に攻め込まれる場面もありましたが、途中出場した亀井選手が体を張って抑えました。

危ないシーンは最後だけでした。日体大のラインアウトを完全に封じ込めたため、攻撃の起点が作れなかったので、危ないシーンもほとんどありませんでした。

田島選手のラインアウトは本当にすごいですね。


2-3.セットプレー

田島選手のワンハンドキャッチ、Jスポーツ解説の後藤さんも絶句していました。すごかったですね。

また、田島選手は相手ボールのスチールもすごかったです。

後半、田島選手と亀井選手が入ったラインアウトは圧巻でしたね。

スクラムも安定していました。倉島選手は頭に包帯を巻いていましたが大丈夫でしょうか。心配です。

キックオフのキャッチも安定していました。白井選手がキャッチする場面が多かったですが、白井選手は安定したプレーを見せますね。安田選手もうかうかしていられませんね。


2-4.ゴールキック

平選手のゴールキックも安定していました。平選手のゴールが決まることが帝京大学や早稲田大学に勝つためには必要です。

春シーズンも坂本選手のゴールキックで帝京大学に引き分けることができました。このまま安定したキックを期待したいです。


日体大戦は明治の圧勝に終わりました。次の試合は10月12日(土)の立教大学戦です。2週間間が開きますので、怪我で離脱している利川選手も戻ってきて欲しいなと思います。


3. 筑波大学対青山学院大学


9月29日(日)には対抗戦2試合、リーグ戦、関西リーグ、でそれぞれ試合が行われました。その中で最も面白かった試合は、筑波大学対青山学院の一戦です。

結果は、青山学院大学が30-22で勝利しました。青山学院は気迫が前面に出たいいプレーをしていました。

一方の筑波大学は雨ということもあり、ハンドリングエラーが多く、まさかの敗北になりました。筑波大学のバックス陣はタレントが多く、スタンドオフの楢本選手、U20で活躍した飯岡選手、増山選手がいます。飯岡選手は相変わらずの決定力で2トライを上げました。増山選手も自陣からのラインブレイクは見事でした。

それでも、青山学院大学に負けてしまいました。楢本選手がゴールキックを失敗するなど、全体的に歯車が合っていない感じでした。

とはいえ、筑波大学は底力はあるので、これから切り替えてくると思います。これから、明治、早稲田、帝京と強いチームとの試合があるので、今回の敗戦を糧にして、いい試合をして欲しいと思います。

一方の青山学院大学。見事でした。FWで取り切ったトライを見たとき、鳥肌が立ちました。これで、大学選手権出場が近づきましたね。大一番は慶應大学戦

だと思います。慶應に勝てば大学選手権出場はほぼ決定になると思います。

慶應大学は筑波大学に負けているので、青山学院には何としても勝ちたいところ。青山学院と慶應の試合は10月27日(日)に行われます。

楽しみですね。


4.帝京大学対立教大学


筑波大学と青山学院大学の試合の後、帝京大学と立教大学の試合が行われました。こちらは85-7で帝京大学が勝利しました。

いやあ、強い帝京大学が戻ってきた感じです。

こちらが帝京大学の出場メンバー。

#氏名学年出身校
1平井 半次郎4年御所実業
2當間 蓮4年流通経済柏
3森山 飛翔2年京都成章
4蔵森 晟3年東福岡
5本橋 拓馬4年京都成章
6青木 恵斗4年桐蔭学園
7グアイニ 優人4年石見智翠館
8カイサ・ダウナカマカマ2年大分東明
9李 錦寿4年大阪朝鮮
10大町 佳生3年長崎北陽台
11森 寛大4年光泉カトリック
12上田 倭士2年大阪桐蔭
13佐藤 楓斗1年尾道
14生田 弦己4年御所実業
15石原 幹士2年東福岡
16知念 優来4年常翔学園
17清水 栞太2年東京
18依藤 駿之介4年東福岡
19坪根 章晃1年東福岡
20甲斐 敬心2年高鍋
21上村 樹輝4年京都工学院
22新澤 迅太3年目黒学院
23日隈 太陽3年大分東明

プロップの平井選手が戻ってきました。また、フランカーにグアイニ優人選手が先発。FWはこれでベストメンバーが戻った感じだと思います。


バックスはスクラムハーフの李選手が戻ってきました。スタンドオフの本橋選手、フルバックの小村選手が戻ってくればベストメンバーが揃う感じだと思います。

試合は帝京大学の完勝。FWがゴリゴリ当たっていき、スタンドオフの大町選手が裏や外のスペースにうまくボールを運んでトライを量産しました。

青木選手も数多くのラインブレイクがあり、大活躍でした。

今までしっくり来ていなかった帝京大学ですが、ようやくフィットした感じでしょうか。ただ、去年までの帝京大学であればトライを許さなかったような気がします。

そういう面では、帝京大学はまだまだ強くなると思います。

ラグビー対抗戦も前半が終わり、波乱も起きています。これから後半戦。いよいよ強豪校同士の戦いが始まります。

もう楽しみで仕方ないです。皆さんも思いっきり楽しみましょう。

今回も最後までご覧いただき、ありがとうございました。


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