ラグビー観戦記 練習試合 明大大学B 対 流通経済大学B
4月28日(日)に関東大学春季交流大会の試合の後にB戦が行われた。
もう暑くて死にそう。観客は多少帰ったものの、結構な人数が残っていた。
出場メンバー
こちらがスタメン。
A戦のメンバーが大幅に入れ替わったので、B戦のメンバーがどうなるかが楽しみだった。
FW1列(1番、2番、3番)は檜山選手、金選手、佐藤選手。檜山選手は昨年のJr戦でも活躍したメンバー。A戦での活躍を期待したい。金選手は怪我があり、昨年のJr戦で出場した際にメンバーから大きな歓声が上がっていたのが印象的だ。皆から慕われているのだろう。最終学年で頑張って欲しい。佐藤選手は1年生。同じ1年生の野村選手がリザーブに入っている。高校ジャパンでは野村選手がリードしていたが、明治ではどうか。二人のポジション争いにも期待したい。リザーブは先ほど述べた野村選手に加え、田中選手、道浦選手、吉田選手、和島選手の5名。
ロック(4番、5番)は稲村選手と菊池選手がスタメン。リザーブは雨宮選手、古賀選手の1年生コンビ。倉掛選手はメンバー外となった。
バックロー(6番、7番、8番)は松岡選手、大崎選手、中川選手。控えに加藤選手、長谷川選手、中村選手が名を連ねた。楠田選手はメンバー外。
スクラムハーフ(9番)は田中選手がスタメン。A戦から外れたことで奮起したとのこと。後ほども語るが大活躍だった。リザーブは1年生の小倉選手、平選手、行松選手。
スタンドオフ(10番)は萩井選手がスタメン。A戦でリザーブから出場していたが、そのままB戦のスタメンに名を連ねた。リザーブは青木選手。
センター(12番、13番)は舛尾選手と宮崎選手がスタメン。宮崎選手は石見智翠館高校卒業の180cm、88kgの大型センター。実際の試合でもその体格が目立っていた。控えに寺下選手と長橋選手。山村選手は欠場。
バックスリー(11番、14番、15番)は大和選手、大沼選手、山川選手がスタメン。控えはなし。ポジションチェンジで対応だと思われる。セブンズに参加した長谷川選手と阿部選手の1年生コンビもメンバー外となった。
前半の状況
前半開始早々から明治大学が怒涛の攻撃を仕掛ける、前半3分にSHの田中選手がトライ。萩井選手がコンバージョンキックを決めて、開始早々7‐0となる。
その後も大型CTBの宮崎選手のトライに加え、HO金選手、PR檜山選手がトライをあげる。FWは常に前に出ていて、セットピースも安定していた。
そして、なんと言ってもSH田中選手。前半だけで5トライをあげる。隙があれば攻撃を仕掛ける、超攻撃型SH。球出しも早く、攻撃のテンポもよい。同じ世代のSHでは京都産業大学の髙橋選手にリードされており、本人も期するところがあるのだろう。世代屈指と言われたスクラムハーフの名目躍如である。SHのレギュラー争いは本当に熾烈である。
スタンドオフの萩井選手はA戦に引き続いての出場となったが、安定していた。試合運び、キックも安心してみていられる。恐ろしい1年生である。
前半を通してほぼ明治が攻めている状況。流通経済大学は春の今の時点はまだ基本しかしておらず、フィジカルとフィットネス強化の状況らしく、攻め手にかける状況であった。球を回していても、どんどん後退していく感じだった。
前半は明治が圧倒し、63‐0で折り返す。
後半の状況
後半に入ると明治は大幅にメンバーを変更する。FW1列3人、LOは1年生2人に変更、バックローも2人、SHは田中選手から1年生の小倉選手に交代になる。
後半すぐに中村選手のトライでリードを広げ、その後、更に交代が続く。攻撃をリードしていたスタンドオフの萩井選手も交代した。
その後、徐々に流通経済大学が攻撃を仕掛け、後半15分にトライを決める。その後も明治陣内での流通経済大学の攻撃が続く。流通経済大学のミスも重なり、得点こそ上げられなかったものの、明治は押し込まれる時間が多くあった。
明治は押されながらも長橋選手、雨宮選手がトライを決めるが、試合終了間際に流通経済大学がトライを決め、最終的には82‐12のスコアでノーサイドになった。
試合後の感想
前半は非常によい感じだったが、後半は流通経済大学に押される場面も多くあった。80分アグレッシブに行くのはなかなか難しいが、後半にもう少し勢いをもたらすことができるとよいかと思った。
全体的にはB戦のメンバーもスキルが高く、誰がA戦に出場しても遜色ないように見えた。レギュラー争いは本当に熾烈である。全員にチャンスがある状況は最近の明治にもないと思う。これが確実にチーム力を上げる有効な手段だと思う。
誰でもレギュラーになれる、このチャンスをものにして、明治が日本一を奪還できるように頑張っていただきたい。
今回も最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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