大学ラグビー 関東大学春季交流戦の状況(6月12日現在)

大学ラグビー春季大会も残すところ、あと2節で佳境に入ってきた。

現時点での勝敗を見て、残り2節の見どころを記載していきたい。

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5月20日時点での状況

5月14日時点での状況

明治大学と早稲田大学の新人戦が行われた早稲田大学上井草グランド


1.5月26日、6月2日、6月9日の勝敗表

前回記事以降に行われた試合の勝敗表はこちら。

No日付曜日グループ結果
225月26日C成蹊大学2864立正大学
235月26日C関東学院大学3856拓殖大学
245月26日B大東文化大学5526立教大学
255月26日A帝京大学347東海大学
266月2日B筑波大学4531東洋大学
276月2日B日本大学3133大東文化大学
286月2日C青山学院大学925成蹊大学
296月2日C日本体育大学6824関東学院大学
306月2日C立正大学雨天中止拓殖大学
31、6月2日A明治大学2636早稲田大学
326月2日A東海大学6424法政大学
336月9日A帝京大学2424明治大学
346月9日A早稲田大学5214法政大学
356月9日A東海大学4535流通経済大学


2.Aグループの状況

Aグループは帝京大学が東海大学に勝利し、明治大学に24‐24で引き分けた。今年の帝京大学は昨年のようなずば抜けた力がないように見える。江良選手、奥井選手が抜けた穴は大きい。とはいえ、大学では相変わらずのNo1であり、明治戦に出ていない、日本代表に選ばれた森山選手、トレーニングメンバーにも選ばれた福田選手、U20に出ている布引選手など強力フォワードに加え、U20の本橋選手、上田選手も加わりバックスも破壊力抜群である。秋の大会も優勝候補No1である。

早稲田大学は明治大学、法政大学に勝利し、春の大会Aグループの首位を走る。佐藤選手は日本代表に選ばれて一回り大きくなり、チームも明るく、勢いがある。佐藤選手が不在の次戦帝京戦は苦しい戦いが予想されるが、春の大会、初優勝目指して頑張ってもらいたい。

明治大学は早稲田大学に敗北したが、帝京戦ではディフェンスが見違えるほどよくなった。早稲田戦、帝京戦、共にスクラムが安定しなかった。最終戦の東海大学戦でどれだけ修正してくるかが楽しみである。

東海大学はリーグ戦の2校(法政、流通経済)に勝利した。最終戦は明治と戦う。リーグ戦は対抗戦と比べて苦戦しており、東海大学の奮起に期待が集まる。

法政大学と流通経済大学の両校はまだ勝ち星がない。6月22日に両校の戦いがある。どちらが勝利するか、是非頑張ってもらいたい。


3.Bグループの状況

Bグループの首位は筑波大学と慶応大学でともに勝ち点14。慶応大学は残り2戦、筑波大学は残り1戦で、2024年6月16日(日)に両校が激突する。こちらに勝った方がBグループの優勝となる。

筑波大学は主力メンバーであるU20に選ばれたメンバーが戻ってくるかどうかによって、状況はだいぶ変わる。メンバー発表が楽しみである。

この2校に続いて、日本大学、大東文化大学が続く。


4.Cグループの状況

Cグループは青山学院大学が全勝で首位を走る。青山学院は昨年のリクルートで成功しているので、これから強くなっていくと思われる。東福岡高校出身の山﨑選手、利守選手がスタメンを務めている。楽しみである。

2位は拓殖大学、3位が日本体育大学になっている。


5.春の大会についての提言

春の大会は非常に有意義である。秋の大会だけでは選手の底上げにもならないので、是非、この春の大会をもっと盛り上げてもらいたい。

この春の大会を盛り上げる上で、私なりに提言を述べたい。

①試合数の増加

A、B、Cで6チームずつなので、各大学5試合を行うことになる。秋の大会は対抗戦、リーグ戦とも7試合が行われる。公式戦は春と秋を加えて12試合になる。年間12試合、少なくないだろうか???

春の大会もせめて、グループ分けをA、Bとして、それぞれ7試合ずつ行うということにできないだろうか?

②試合会場の見直し

春の大会が行われるのがリーグワン開催時期と重なることもあるが、各大学のグランドで行われる。

秩父宮ともまではいかないが、もう少し大きな会場で行ってもらいたい。Aグループの優勝を決める、早稲田対帝京の試合が早稲田大学の上井草グランドで行われるというのはもったいないと思う。

➂グループ分けの見直し

①の試合数の増加が出来ない場合は、グループ分けを見直した方がよい。特に春のシーズンは各チームが新体制でスタートして間もないので、個々のスキルに依存することが多い。

もう少し拮抗した試合にするよう、大学選手権の結果を参考にしたらよいのではないだろうか。去年は対抗戦から帝京、明治、早稲田、筑波、慶應の5大学、リーグ戦から東海、流通経済、法政が出場した。このうち、準決勝まで進出したのは、帝京、明治、早稲田、筑波、東海の5校。残り1校は惜敗率で流通経済として、合計6チームにする。

こうすれば、不公平感は出ないし、納得感も出てくる。是非、検討してもらいたい。

④新人戦の設立

とにかく、大学ラグビーは試合数が少なすぎる。他のスポーツでよくある新人戦もない。

早稲田、明治、慶應などの大学は個別に新人戦を行っているが、この新人戦を正式な試合にしたらよいと思う。15人集まらない、試合数をそこまで設けられないというのであれば、7人制でもよいと思う。大学セブンスは別に行っているが、新人だけのセブンスの大会があってもよいのではないだろうか。

大学に入って、公式戦に1試合も出ないまま終わる部員も多くいるし、試合でアピールできないまま終わることは何とももったいない。

高校同様、30分ハーフにしてもよいし、新人と言いながらも公式戦の出場経験3試合以下の選手の出場を認める等を考えながら、是非、実現に向けて考えていただきたい。

以上、ラグビー素人のたわごとでした。

今回も最後までご覧いただき、ありがとうございました。


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