関東大学春季大会の状況(5月14日現在)
5月、6月に行われている大学ラグビーの春季大会、関東大学春季大会の状況を記載したいと思う。
1.5月14日時点での勝敗表
こちらが、現時点での勝敗表である。
2.カテゴリーAの状況
カテゴリーAは対抗戦から帝京大学、明治大学、早稲田大学、リーグ戦から東海大学、流通経済大学、法政大学が参加している。
東海大学以外は試合が行われており、それぞれ、帝京大学、明治大学、早稲田大学が勝利している。帝京大学は法政大学に61‐7で快勝している。スクラムで押される場面もあったが、守備は鉄壁。今年も盤石だ。
早稲田大学は流通経済大学に68‐7で勝利した。今年の早稲田大学は守備がいい。流通経済大学のロケティ選手の突破も見事に抑えていた。今年の早稲田はもろさがない。帝京大学や明治大学にどう立ち向かっていくか、非常に楽しみである。
明治大学は流通経済大学に89‐38で勝利するものの、後半は守備が乱れて大味な試合になった。帝京大学や早稲田大学のように固い守備という感じではなかった。まあ、それが明治ラグビーの醍醐味でもあるのだが。まだ手探り状態なので、これからの上積みが楽しみである。
一方、リーグ戦のチームと対抗戦チームの力の差が気になる。60点、80点と点を取られている。この時期はチーム力が上がらないこともあると思うが、リーグ戦チームの奮起を期待したい。東海大学は5月19日に早稲田大学と一線があるので、頑張ってもらいたい。
3.カテゴリーBの状況
カテゴリーBは対抗戦から筑波大学、慶應大学、立教大学、リーグ戦から大東文化大学、東洋大学、日本大学が参加している。
現在、慶應大学と日本大学が2勝でリードしている。慶応大学は立教大学に54‐22、東洋大学に62‐17で勝利している。HOの中山キャプテンがリーダーシップを発揮し、いいチーム作りができているように見える。東洋大学戦に出た小野澤選手のハットトリックは見事だった。山田響選手が卒業してどうなるかと思ったが、新たなバックスのスターが現れた感じだ。
日本大学も2勝と好調。セコナイア・ブル選手、ワイサレ・セレヴィ選手という2人の強力FWはチームをけん引する。最近は低迷していた日本大学が、今年の秋のリーグ戦で台風の目になると思われる。
筑波大学は初戦で日本大学に敗れるものの、次戦の立教大学に75‐12で快勝。筑波大学には世代屈指のスタンドオフの楢本選手がいる。スクラムハーフも高橋選手、新人の井上選手もいる。U20の代表候補に明治大学動揺6人選ばれており、タレントが揃う。筑波大学が、帝京、明治、早稲田の3強に割って入る日も遠くないかもしれない。
東洋大学は関東学院に終了間際に逆転し1勝し、立教大学と大東文化大学はまだ勝利がない。春シーズンは試行錯誤の状況だと思うので、秋の躍進目指して頑張ってもらいたい。
4.カテゴリーCの状況
カテゴリーCは対抗戦から青山学院大学、日本体育大学、成城大学、リーグ戦から立正大学、関東学院大学、拓殖大学が参加している。
青山学院が2勝、立正大学が1勝している。青山学院大学は今年のリクルートがよかった。東福岡高校で高校代表の松崎天晴選手、利守晴選手を獲得している。これからの飛躍が期待される。
立正大学は日本体育大学に34‐26で勝利している。帝京大学から加わったU20代表候補にも選ばれた舛尾選手の出場はあるのか、楽しみである。
5.5月19日週の試合
こちらが、5月19日に開催される試合。
カテゴリーAでは、帝京大学が流通経済大学と戦う。流通経済大学は明治、早稲田と対戦しており、帝京大学に一矢報いたい所。一方の帝京は流通経済大学をどこまでどみねーとできるかで、現時点での明治、早稲田との差が確認できる。非常に楽しみな一戦である。
そして、今週の目玉は、東海大学対早稲田大学の一戦。今年の東海大学がどのレベルかが分かる、非常に楽しみな一戦である。
明治は法政と八幡山で戦う。私も応援しに行く予定。
カテゴリーBでの注目の一戦は、慶應大学対日本大学。両チームとも2勝しており、実力が拮抗している。どちらが勝つかわからない一戦である。
カテゴリーCは立正大学と青山学院大学の一戦が注目。両チームとも負けなしで、カテゴリーCの優勝争いをする2チーム。松崎選手、利守選手の若い2人の活躍を期待したい。
しかし、19日に集中すると観戦する方は大変。土曜日に分散してもらえるとありがたい。
18日、19日はラグビーのリーグワンの入替戦、プレーオフもあり、リアルタイムでどの試合を見るか、非常に悩む週末である。
今回も最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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