ラグビー観戦記 明治大学対流通経済大学 関東大学春季交流大会

4月28日(日)は、明治大学八幡山グランドに明治大学対流通経済大学の試合を観戦しに行った。


試合開始前


明治大学八幡山グランドには11時過ぎに到着。既に石段の最上段は埋まっていて、石段の2段目の席を確保した。

この日は28度を超える暑さ。とにかく暑かった。日差しが容赦なく照り付け、試合開始までこのまま待つのは厳しいので、お昼を食べに八幡山駅の方に移動した。

関東大学春季交流大会 明治対流通経済大学の一戦

メンバー表はこちら。

関東大学春季交流大会 明治大学ラグビー部のメンバー表

メンバー発表についての感想はこちらにまとめてあるので、気になる方はこちらを是非。

関東大学春季交流大会 明治大学対流通経済大学 メンバー発表の記事へ


試合開始は13時。もうこの時点で日にやられてヘロヘロ。石段はいっぱいで、入りきれない観客が石段横やゴール裏に多数いた。齋藤さんの記事によれば、観客は300人を超していたそう。すごい。


前半の状況


13時ちょうどにキックオフ。


ラグビー関東大学春季交流大会 明治大学対流通経済大学の一戦


試合は前半開始早々の3分に坂本選手がトライ、ゴールも決めて幸先のいいスタート。その後、流通経済大学にトライを許すものの、山田選手のトライ、仲間選手と交錯する形で走ってきた1年生の為房選手がトライを決めてリードを広げる。

その後も蓬田選手のトライを、モールから西野選手がトライを決める。さらに、前半終了間際、柴田選手が走り切って見事トライ。前半を40‐12で折り返す。

前半は、SHの柴田選手の攻撃的なランや早いパス回しが光っていた。足も速い。SHは登根選手、田中選手がリードかと思っていたが、柴田選手も十分にレギュラー候補になる。後半、足をつるシーンが多かったので、フィットネスを強化していけばもっとすごい選手になりそう。期待しかない。

坂本選手のキックも見事だった。ゴールキック6本中5本を決めて、10点を坂本選手がとったことになる。素晴らしかった。

明治大学ラグビー部 坂本選手のコンバージョンキック


それから、PRに入った田代選手の突破も見事だった。スクラムも安定していて、流通経済大学を押す場面も多かった。

セットピースはスクラムもラインアウトも前半は安定していた。


後半の状況

後半も開始早々、坂本選手がトライを決める。コンバージョンキックも決めて、7点追加。

後半16分には佐藤大地選手に変わって田島貫太郎選手が出場する。田島選手がとにかくすごかった。ラインアウトでは抜けそうな球を片手一本でキャッチして、観客がどよめいていた。相手ボールにキックオフボールのキャッチも安定。流石にエディー・ジョーンズ監督が進める育成プログラム「JAPAN TALENT SQUADプログラム」の14人に選ばれただけのことはある。圧巻だった。

明治大学ラグビー部の田島貫太郎選手のラインアウト


また、後半に入ると選手交代が多く行われた。春季大会はリザーブメンバーに11名の選手が入ることができる。数多くの選手が試合に出られるチャンスは学生時代は非常に重要だと思う。秋の大会でもリザーブメンバーの増員を検討して欲しい。

試合は後半19分、20分に金選手が立て続けにトライを決める。金選手は明治大学入学時に期待されていた1人。これからの活躍に期待したい。

その後、流通経済大学がこちらも立て続けに2トライを決める。明治のディフェンスはまだまだこれからという所だろう。

嫌な雰囲気になったが、後半33分には途中出場した山本選手が36分にはこちらも途中出場の登根選手がそれぞれトライを決める。

鯉半38分には吉田選手が自分で蹴ったキックをキャッチしてそのままトライ。途中出場した萩井選手がコンバージョンゴールを決めた。

後半17分に1年生の白井選手、後半22分に萩井選手が入った。桐蔭学園を花園優勝に導いた立役者の2人。特に萩井選手が良かった。試合運び、タッチキック、コンバージョンキック、どれも安定していて見事だった。SOもタレントが揃っている。一体誰がレギュラーを獲得できるか、楽しみである。

明治大学ラグビー部の萩井選手のコンバージョンキック


後半に途中出場した藤井選手は怪我のため途中で退場した。松葉杖で歩く姿が痛々しかった。U20の大会には間に合わないかもしれないが、まだまだ活躍の場はあるので、焦らずにしっかり治してもらいたい。

試合は結局89‐38で勝利した。

明治大学ラグビー部が流通経済大学に勝利しました。


試合後の感想


今シーズン最初の試合で諸々連携が出来ていない所はありつつも、FWはフィジカル勝負で圧倒していたし、セットピースも安定していた。

BKも昨シーズンのメンバーが卒業してどうかと思ったが、多彩な攻めをしており、連携が深まる秋シーズンに向けて期待できる内容であった。

同じ時間に行われた帝京大学対法政大学の試合は帝京大学がスクラムで押される場面はあったものの、ここ一番で決めきる力は健在で、61-7で勝利している。帝京大学はメンバーをほぼ固定して戦っている。

一方の明治大学は、神鳥監督も仰っているように、今期はその時のベストなメンバーで戦うようである。競争が激化して底上げはできるものの、メンバーが変わっても、毎試合メンバーが変わって連携がうまく行くかがポイントになると思う。そういう意味では、FW、BKでキーになる選手が配置されていることが必要になる。FWでは西野選手、田島選手、福田選手、木戸選手、BKでは秋濱選手、安田選手がその役割を担う感じだろうか。

(安田選手はウォーターの役割を担っていた)。

いずれにせよ、今年の明治は昨年同様見ていて楽しい試合をしてくれる。これから、どんな試合をしてくれるか、どんなチームに仕上げてくるのか、非常に楽しみである。

そういえば、U20で活躍した選手たちがいた。大川選手は体が一回り大きくなり、山口選手は流通経済大柏高校出身ということもあり流経大の選手と談笑していた。竹之下選手はキックオフボールのセット、伊藤龍之介選手はレフリーに水を手渡しており、試合のサポートをしていた。あと、亀井選手がめちゃめちゃ男前だった。

今回も最後までご覧いただき、ありがとうございました。


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