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リーグワン 入替戦の展望(D1/D2)

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今日は5月18日から始まる、リーグワンD1とD2の入替戦の展望を記載する。 入替戦はホーム&アウェイの2戦行わる。 1.近鉄花園ライナーズ(D1 12位) vs 浦安D-Rocks(D2 1位) ライナーズは入替戦に向けて調子を上げている。14節はブラックラムズに34‐23で勝利し、今期初勝利を挙げたのを皮切りに、15節では優勝したワイルドナイツに24‐33で惜敗。更に最終節の16節は36‐46でダイナボアーズに10点差という僅差で敗北した。 ライナーズの注目はLOのサナイラ・ワクァ選手、SOのクウェイド・クーパー選手、FBに入ったセミシ・マシレワ選手。特にクーパー選手はスキルフルな選手なので、彼がどのようなプレーを見せるか、逆にD-Rocksはどのように彼を封じ込めるかが勝負になるだろう。 一方のD-Rocks。最終節のグリーンロケッツ東葛を圧倒して調子を上げて、入替戦に臨む。昨年も同じ対決でライナーズに完敗しているため、今期は何としても勝って、D1に昇格したいところだろう。 グリーンロケッツとの順位決定戦で、イズラエル・フォラウ選手が怪我で欠場して、入替戦はメンバー外。D-Rocksにとっては痛手だ。 D-Rocksはハーフ陣が充実している。SHの飯沼選手、SOの田村煕選手がどうゲームを支配していくか、スクラムが強いライナーズにフォワードがどこまで対抗できるかが勝負の分かれ目になりそう。 両チームとも悔いのないよう、全力プレーを期待したい。 2.三重ホンダヒート(D1 11位) vs 豊田自動織機シャトルズ(D2 2位) ヒートもライナーズ同様、入替戦に向けて調子を上げている。最終節ではスティーラーズに33‐31と惜敗し、勝ち点1をゲットした。 ヒートはNo8のパブロ・マテーラ選手が復帰したのが大きい。彼の突破は脅威である。 また、SHはアーリーエントリーの北條選手。天理大学時代から積極的な攻撃を仕掛けていたが、リーグワンでも慣れてきて、彼本来の攻撃が出てきている。この入替戦でも大活躍することだろう。 そして、なんといっても、トム・バンクス選手。彼がFBにいて、カウンターを仕掛けてくるのは相手にとっては厄介な存在になる。 一方のシャトルズは順位決定戦でグリーンロケッツに勝利して2位になった。ただ、ヒートの戦力と比べると見劣りする感は否めない。 そんな中、アーリー

リーグワン第16節の振り返り

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リーグワンも16節をもってレギュラーシーズンが終了した。残りはプレーオフと入替戦になる。それでは、今回は第16節の振り返りをしたいと思う。  三重ホンダヒート VS コベルコ神戸スティーラーズ 予想:ヒート 勝ち点0 スティーラーズ 勝ち点5 スティーラーズが33‐31でヒートに勝利。後半77分までヒートがリードしており、ヒートが大金星かと思ったが、最後はスティーラーズが地力を見せつけて勝利した。ヒートはスクラムハーフの北條選手がキレキレだった。2トライを挙げる大活躍。一方のスティーラーズはスタンドオフのブリン・ガットランド選手のスペースを見つける力がさえわたり、ブロディ・レタリック選手のジャッカルも見事だった。昨年度の早稲田主将の伊藤大祐選手もリーグワンデビュー。これからが楽しみである。 結果:ヒート 勝ち点1 スティーラーズ 勝ち点4 横浜キャノンイーグルス VS 埼玉ワイルドナイツ 予想:イーグルス 勝ち点0 ワイルドナイツ 勝ち点5 43‐14でワイルドナイツの勝利。ワイルドナイツは盤石だった。前節はライナーズに苦戦したものの、この試合はほぼベストメンバーで臨み、快勝した。ディラン・ライリー選手、竹山晃暉選手が大活躍した。一方のイーグルスは完敗。ジェシー・クリエル選手は圧巻のパフォーマンスを見せたものの、ワイルドナイツとは大きな差があると感じた。プレーオフで当たるが、イーグルスは立て直しが出来るか。田村選手、梶村選手の復活が待たれるところである。 結果:イーグルス 勝ち点0 ワイルドナイツ 勝ち点5 東京サントリーサンゴリアス VS クボタスピアーズ船橋・東京ベイ 予想:サンゴリアス 勝ち点0 スピアーズ 勝ち点4 46‐25でスピアーズの勝利。スピアーズが有終の美を飾った。スピアーズのラグビーは見ていて楽しい。フォリー選手を中心に多彩な攻めを見せてくれる。為房選手のトライもよかったし、山﨑選手の2トライ、そして最後のペナルティトライも見事だった。 一方のサンゴリアスはプレーオフに向けて課題の残る試合となった。後半、スピアーズの強力FWに押し込まれる場面が多かった。巻き返しを図りたい。 結果:サンゴリアス 勝ち点0 スピアーズ 勝ち点5 花園近鉄ライナーズ VS 三菱重工相模原ダイナボアーズ 予想:ライナーズ 勝ち点4 ダイナボアーズ 勝ち点1 46‐36で

リーグワン観戦記 ブラックラムズ VS ヴェルブリッツ

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 5月5日(日)秩父宮ラグビー場で行われたリーグワン第16節のリコーブラックラムズ東京対トヨタヴェルブリッツの一戦を観戦した。 1.試合前の様子 当日は快晴。入口を入って横にはいつものブラックラムズのバルーンゲート。その先にはショップや縁日、ふわふわドームなどがあった。 この日は子供の日ということで、このような催しが行われている。 チケットは子供の日ということもあり、自由席は1,000円になっていた。この日は既に指定席は売り切れという大盛況だった。 試合前も容赦なく太陽が照り付ける。暑い、ビールがすぐになくなってしまう。 秩父宮はブラックラムズファンが7割という感じ。メエさんの応援も力がこもる。試合前に驚いたのはトランペットでの応援。ブラックラムズー♪の歌がトランペットで奏でられていた。一緒に観に行った息子も大喜びだった。 この日のメンバーには明治大学を卒業してアーリーエントリーでリーグワン初キャップとなる伊藤耕太郎選手が出場する。 昨年度の明治大学の多彩な攻撃の要となっていた選手。将来の日本代表になるべき選手だ。 今日の活躍を期待したい。 2.試合の内容 14:30キックオフ。この日は武井日向選手がメンバー外で松橋選手がキャプテン。開始早々の3分にヴェルブリッツ和田選手がトライ。この日が日本最後の試合となるボーデン・バレット選手がゴールキックを蹴るが失敗。 こちらの写真はボーデン・バレット選手が後半にゴールを決めた所。 ボーデン・バレット選手、今日も大活躍だった。試合運びが秀逸。パスをするタイミング、キックの精度、どれも超一流だった。 このまま一方的な展開になるかと思ったが、前半8分にロトアヘアアマナキ大洋選手がトライを決める。ゴールも決まって逆転。 その後はヴェルブリッツが優勢になり、茂野選手のトライとバレット選手のゴールが決まり、ヴェルブリッツが再逆転に成功する。 前半終了間際もヴェルブリッツの攻撃は続くが、2度のTMOでノートライ判定。秩父宮は大歓声だった。結局、前半は8-12で折り返す。 後半もラムズは奮闘する。ネイサンヒューズ選手のトライで逆転。だが、ラムズの奮闘はここまで。 後半7分に茂野選手に変わってアーロンスミス選手が登場したことで、ヴェルブリッツの攻撃が多彩になる。アーロン・スミス選手はとにかくすごい。早く的確な球出し、スペースを見つけ自分で仕掛

リーグワン第16節の予想

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 5月4日(土)、5日(日)にリーグワン最終節(16節)の試合が行われます。 リーグワンもいよいよ最終節、最後の予想をしたいと思います。 三重ホンダヒート VS コベルコ神戸スティーラーズ ヒートとスティーラーズの一戦。スティーラーズは昨年度の早稲田ラグビー部の主将の伊藤選手がリザーブに入って、リーグワンデビューになりそう。 アーディ・サベア選手が残念ながら出場せず、リーグワンで見ることができなくなるのが残念。 ヒートは入替戦に向けて調子を上げたいところ。アーリーエントリーのSH北條選手も強みを出してきた。マテーラ―も調子をあげている。この試合は実力差があるので難しいが、入替戦はヒート優勢になるのではないか。 予想:ヒート 勝ち点0 スティーラーズ 勝ち点5 横浜キャノンイーグルス VS 埼玉ワイルドナイツ プレーオフを決めている2チームの戦い。3位と4位が確定していないので、ワイルドナイツとプレーオフで戦うのがイーグルスかサンゴリアスかはわからない。 ただ、沢木監督のことなので、プレーオフを意識した戦いをするだろう。メンバーも田村選手が出ずに前節に引き続き武藤選手、梶村キャプテンも欠場。この試合に負けてもプレーオフで勝つことを予想してのメンバーだと思う。肉を切らせて骨を切るという感じかな。 一方のワイルドナイツは前節でライナーズに苦戦したが、今節は盤石のメンバー。FWは坂手キャプテンが復活して、ガンター選手も出場する。BKは松田選手が戻り、ライリー選手も先発。長田選手がリザーブという選手層の厚さ。いやあ、すごい。堀江選手がメンバー外なのが残念。 予想:イーグルス 勝ち点0 ワイルドナイツ 勝ち点5 東京サントリーサンゴリアス VS クボタスピアーズ船橋・東京ベイ サンゴリアスとスピアーズの一戦。サンゴリアスは松島選手、コルビ選手、流選手が欠場。プレーオフに向けてなかなかチーム力があがっていない風に見える。11番に入った早稲田OBの河瀬選手がどれだけブレイクできるか楽しみである。 スピアーズは前節で2トライを挙げた為房選手がスタメン。為房選手、大活躍である。明治ラグビーファンとしてはHOの福田選手、WTBの山崎選手がスタメンに名を連ねており、期待したいところである。廣瀬キャプテンの活躍に期待したい。 サンゴリアスは歯車が合っていない感じがしており、この試合はスピアー

リーグワン 第15節の振り返り

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4月27日(土)にリーグワン第15節が開催された。リーグワンもいよいよあと1節を残して終了となる。寂しい限りだ。 今回は第15節の試合を振り返りたいと思う。 三菱重工相模原ダイナボアーズ VS ブラックラムズ東京 予想:ダイナボアーズ 勝ち点5 ブラックラムズ 勝ち点0 入替戦回避を目指した9位と10位の戦い。前半はブラックラムズが攻勢をかける。気迫に満ちた戦いを繰り広げ、前半だけで4トライをあげ、7‐24でブラックラムズリードで折り返す。後半は一進一退の戦いとなるが、後半17分にブラックラムズがトライをあげ、7‐31と5トライをあげリードを広げる。これで、勝ち点5で最終戦で入替戦回避を目指すかと思いきや、ここからダイナボアーズが猛攻をかける。ここからはいつものブラックラムズ。相手の攻撃を抑え込むことができず、どんどんとリードが少なくなっていく。緩慢なプレーも多く、途中出場のマッガーン選手はよそ見していてパスをあやうくこぼしそうになる始末。 気迫が1試合続かず、スキを見せてずるずると相手のペースにはまっていく。悪い流れを回避する気迫あるプレーを繰り出す選手もいない。 これで、入替戦が決定となったブラックラムズ。入替戦が不安になる1勝だった。 結果:ダイナボアーズ 勝ち点1 ブラックラムズ 勝ち点4 東芝ブレイブルーパス VS 東京サントリーサンゴリアス 予想:ブレイブルーパス 勝ち点0 サンゴリアス 勝ち点4 モウンガ選手不在でサンゴリアス勝利と予想したものの、結果は36‐27でブレイブルーパスの勝利。結果だけ見ると9点差だが、実力差はかなりある印象。サンゴリアスはフェーズを重ねて攻撃を仕掛けるが、ブレイブルーパスの守備を崩せる感じが全くしなかった。ブレイブルーパスは鉄壁の守備と決定力があった。これで、モウンガ選手が戻ってきたら、更に実力差が広がりそう。 結果:ブレイブルーパス 勝ち点4 サンゴリアス 勝ち点0 クボタスピアーズ船橋・東京ベイ VS 三重ホンダヒート 予想:スピアーズ 勝ち点5 ヒート 勝ち点0 スピアーズはフォーリー選手の試合運びが光った。ヒートは前半から攻撃を仕掛け、一時は0‐17とする。その後、スピアーズが2トライを返し、14‐17で前半を折り返す。後半はスピアーズペース。フォリー選手がキックを使い、攻撃のリズムが良くなる。後半だけで7トライを

ラグビーリーグワン 第15節の予想

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 皆さん、こんにちは。 今回は4月27日(土)に開催されるラグビーリーグワン第15節の予想をする。 しかし、もう少し日程を分散してくれないかなあ。 では、各試合の予想をしてみよう。 三菱重工相模原ダイナボアーズ VS ブラックラムズ東京 前節でブラックラムズが敗戦したため、ブラックラムズの入替戦がほぼ確定している状況。ダイナボアーズが頭ひとつ抜けている感じで、ダイナボアーズ優勢であろう。 ブラックラムズのメンバーを見ると、山本嶺二郎選手がスタメンから外れ、ワカヴァカ選手スタメン。中楠選手がSOで、マッガーン選手がリザーブスタート。ネイサンヒューズもリザーブ。このメンバーを見て、前節の検証をきちんとしたのか疑問に思った。そもそも、ゲームコントロールが出来ておらず、攻撃のバリエーションが少ない点が大きな課題だと思う。今回のメンバーを見て、その課題が解決できるのだろうか。頑張ってもらいたいが、ダイナボアーズの勝利は揺るがないと予想する。 予想:ダイナボアーズ 勝ち点5 ブラックラムズ 勝ち点0 東芝ブレイブルーパス VS 東京サントリーサンゴリアス 府中ダービーが秩父宮で開催される。味の素スタジアムで開催した方が盛り上がるのではないかと単純に思った。 この試合、両チームとも勝ちたいだろう。両チームともプレーオフを決めているが、2か3位にならないとワイルドナイツと戦うことになる。ワイルドナイツとは決勝で当たりたいだろう。 メンバーをみると、ブレイブルーパスはリーチマイケルがスタメン復帰。ディアンズもスタメンだが、リッチー・モウンガは欠場。モウンガによる試合さばきがブレイブルーパスの強みであるので、モウンガ欠場は大きなダメージになる。 一方のサンゴリアス。こちらは流選手が欠場。怪我でないといいが、心配である。コルビ選手も欠場しているが、ほぼベストなメンバー。高本選手はすっかりサンゴリアスのスタンドオフとして定着した。この試合でも輝きを放つだろう。 ブレイブルーパスはモウンガ選手の欠場が大きく、この試合はサンゴリアス勝利を予想。 予想:ブレイブルーパス 勝ち点0 サンゴリアス 勝ち点4 クボタスピアーズ船橋・東京ベイ VS 三重ホンダヒート スピアーズは江良選手が怪我で長期離脱と先日発表があった。リーグワンでも活躍していただけに残念である。スピアーズは残り2試合、昨年のチャンピ