リーグワン 入替戦 ブラックラムズ勝利!!
5月18日(土)にリーグワンD1とD2の入替戦が行われた。
リコーブラックラムズ東京はグリーンロケッツ東葛に40‐21で勝利した。
今回はブラックラムズの試合を中心に入替戦を振り返ってみたい。
1.NECグリーンロケッツ東葛 VS リコーブラックラムズ東京
ブラックラムズはフルバックにアイザック・ルーカス選手を入れるなど盤石の体制。前半なかなか得点をあげられなかったが、前半19分にキャプテン武井日向選手がトライを奪う。しかし、このトライで武井キャプテンが怪我をして退場してしまう。武井選手は本当に怪我に泣かされる。怪我さえなければ日本代表も狙える逸材。入替戦2戦目も欠場するだろうが、早く治して帰ってきて欲しい。
武井キャプテンの闘志に押されるよう、その後ブラックラムズが攻勢をかける。バディー・ライアン選手のトライ、池田選手、アイザック・ルーカス選手のトライと続いていく。
武井選手に変わってキャプテンを務めた松橋選手も鼻を負傷しながらも懸命なプレーが続いた。
また、この日、フルバックに入ったアイザックルーカス選手が爆発。コース取りのうまさでグリーンロケッツを切り裂きゲインをしていく。本当にすごい選手。D1のレギュラーシーズンでは、他のチームはアイザックルーカス選手にスペースを与えないようなディフェンスをしていたので、なかなか自由に走れなかった。来期も是非、ブラックラムズに残留して欲しい。
しかし、このままの展開にならないのが、今期のブラックラムズ。前半終了間際にトライを奪われると、後半にも2トライを奪われる。対戦相手も必死なので仕方ない部分もあるが、試合中にスキを見せて相手に付け込まれてしまういつものパターンだ。来期はこの悪い癖を直さないと上位に進出することは難しいだろう。
結果としては勝ち点5を獲得して次戦に臨む。残留に向けて大きく前進したが油断は禁物。第2戦では悪い癖を直して、80分フルにブラックラムズのパワーを見せつけて欲しい。
伊藤耕太郎選手、山本嶺二郎選手、次回の試合に出場しないかな・・・。
2.浦安D-Rocks VS 近鉄花園ライナーズ
この試合はD-Rocksが21‐12で勝利する。
この試合は小競り合いが多い試合だった。ライナーズが球出しを遅らせる行為をしたのもありが、D-Rocksが所々で感情をむき出しにしていた。観ていてあまり気持ちのいいものではない。闘志がむき出しなのは悪いことではないが、だからといって、相手のプレーを妨害するようなことは避けてもらいたいし、その行為に怒りをぶつけることもやめてもらいたい。
次戦ではお互いに感情をコントロールして臨んでもらいたい。
さて、試合はまさかD-Rocksが勝つとは思わなかったというのが本音。イズラエル・フォラウ選手が欠場したので、D-Rocks苦戦と思っていたが、この日はとにかくディフェンスがよかった。前に出てライナーズを止めていたので、ライナーズとしてはなかなか攻め手がない状況だった。クウェイド・クーパー選手もしっかり押さえこんでいた。
あと、D-Rocksのスタンドオフ、田村選手も好調だった。ものすごい自陣22mラインの手前から50-22を決めたり、GKも全て決めていた。GKの成功が勝利を引き込んだと言っても過言ではない。今期のD-Rocksの最大の補強は田村選手である。
一方のライナーズはまさかという感じだろう。レギュラーシーズン後半で力をつけてきた感があったので、衝撃だったと思う。試合としては、D-Rocksの固い守りをなかなかこじ開けられずフラストレーションがたまった感じだと思う。おまけに先述したような行為があり、リズムに乗れなかった感がある。
次のゲームは花園のナイター。9点差以上で勝てばライナーズの残留となる。果たして、どちらが勝利するか、目が離せない。
3.豊田自動織機シャトルズ愛知 VS 三重ホンダヒート
こちらの試合は57‐39でヒートが勝利。
正直、ヒートが圧勝するかと思っていたが、シャトルズが頑張った。シャトルズはスタンドオフのフレディー・バーンズ選手が牽引していた。バーンズ選手のキックで14点を稼ぎ出した。天理大学出身の松岡大和選手はシャトルズに行ったのか。明治大学との試合で雄たけびをあげていた姿を今でも覚えている。これからも頑張ってもらいたい。
ヒートはNo8のパブロ・マテーラ選手が無双だった。前半で3トライ、後半1トライの4トライ、20点を稼ぎ出した。とにかく嗅覚が鋭く、次の展開を呼んだ動きをしているからだろう。ヒートはマテーラ選手が入替戦に間に合ったのは本当に大きかったと思う。
ヒートはこの試合で勝ち点5を獲得し、残留に一歩近づいた。次節はヒートの本拠地である、三重交通G スポーツの杜 鈴鹿で行われる。いつもの、「ヒートホンダ」の応援がヒートを後押しするだろう。シャトルズは崖っぷち。前半から攻勢をかけるしかない。
両チームには良い試合を期待したい。
今回も最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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