ラグビーリーグワン 入替戦の結果
今回はリーグワン入替戦の結果を記事にしたいと思う。
1.花園近鉄ライナーズ VS 浦安D-Rocks
第1戦では浦安D-rocksが21‐12で勝利し、第2戦は何の根拠もないがD-Rocksが勝利すると予想した。
その結果はD-Rocksが35‐30で勝利し、D1昇格を決めた。
この試合、第1戦同様、両選手の小競り合いが多く、ライナーズの13番のトム・ヘンドリクソン選手が飯沼選手に第1戦やられた両手手を合わせてありがとうと挑発するポーズをやり返していた。飯沼選手も悪かったが、第2戦のしかも開始早々にお返しをする必要があったのだろうか。クーパー選手もボールをはたいたりしていた。
一方、D-Rocks側も挑発行為が多かった。特にHOのフランコ・マレー選手が度々、突っかかていた。闘志をむき出しにするのはいいが、相手に突っかかるのは違うのではないかと思う。
試合自体は緊迫したいい試合だったので、この小競り合いはよろしくない。古瀬レフリーも試合中に、「これはラグビーではない、私に言えるのは笛が鳴ったら離れること」と言っていた。まさにその通り。紳士のスポーツとして自制をして欲しい。
試合後、D-Rocksは18人にも及ぶ退団者を発表した。あの突っかかっていたHOのマレー選手も退団するらしい。退団するのが分かっていて、あの闘志は逆にすごいなと思った。
D-Rocksは来期に向けて、大幅な戦力補強をしてくるだろう。どのような体制で来期のD1を戦うのか、今後の動向を注視したい。
2.三重ホンダヒート VS 豊田自動織機シャトルズ愛知
第1戦はヒートが57‐39で勝利した。第2戦は、シャトルズがヒートを24‐15で破った。
シャトルズが勝利するとは正直思っていなかった。第1戦で勝ち点5を取られたので、D1昇格が厳しい状況。ややもするとモチベーションがあがらずに大敗するところだが、見事に勝利した。
逆にヒートは何とか残留を決めたという状況。シャトルズの奮闘を称えるべきであるが、ヒートの最終戦には課題が残る。来期はD-Rocks同様、大型補強が噂されており、来期の戦いに期待したい。
3.リコーブラックラムズ東京 VS NECグリーンロケッツ東葛
第1戦はブラックラムズが40‐21で勝利し、勝ち点5を獲得した。第2戦はなんと、55‐0でブラックラムズが勝利した。
グリーンロケッツは早いタイミングでイエローカード、レッドカードが出て、競り合う力が完全になくなってしまった。ブラックラムズの一方的な展開になった。
ブラックラムズが強いというよりは、グリーンロケッツが自滅した感じの強い試合だった。他の2戦がお互いの持てる力を出し切っている試合だっただけに、この試合も激闘を期待したが、残念な結果になった。
ブラックラムズファンとしては残留が決まって嬉しいが、もう少しいい試合を期待したかった。
来期のブラックラムズは退団者が複数噂されている。指導者もどうなるか分からないが、今年のような戦いは止めてもらいたい。きちんとした戦略を作り、それに沿ったオプションを作る、各ポジションに期待する役割を明確にし、規律を守る。そして、時には大胆な攻撃をする、そんなチームになって欲しいなと思う。
来期のブラックラムズ、今年の反省を踏まえて必ずや飛躍してくれると思う。期待しよう。
一方のグリーンロケッツは心配。レメキ選手もいなくなり、田中史選手も引退する。0からの立ち上げのようになってしまうかもしれない。NECはトップリーグ時代からの名門。再興を期待したい。
今回も最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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