奪還達成!! 明治大学 関東大学ジュニア選手権で帝京大学に勝利して優勝

 2024年11月26日(日)に帝京大学百草グランドで、関東大学ジュニア選手権のカテゴリー1順位決定戦が行われました。



1.関東大学ジュニア選手権の順位決定戦とは


関東大学ジュニア選手権は対抗戦、リーグ戦に出れない選手が戦う場になっており、カテゴリー1から4までに分類され、各大学がそれぞれのカテゴリーに分かれて戦います。

カテゴリー1は帝京大学、明治大学、早稲田大学、東海大学、慶應大学の5大学の総当たりで対戦し、上位1位と2位の大学で、1位と2位を決定する試合、3位と4位の大学で3位と4位を争います。

こちらが総当たり戦の星取表になります。



帝京大学が1位、明治大学と早稲田大学は勝ち点で並んでいますが、直接対決で明治大学が勝利しているため、明治大学が2位、早稲田大学が3位、東海大学が4位、慶應大学が5位になっています。


順位決定戦は1位の帝京大学と2位の明治大学の試合が帝京大学百草グランドで、3位の早稲田大学と4位の東海大学の試合が2024年12月7日(土)に早稲田大学上井草グランドで行われます。


2.帝京大学対明治大学の試合


こちらの試合、29‐26で明治大学が勝利しました。見事、ジュニア選手権で優勝を果たしました。優勝したのは現サントリーサンゴリアスの福田キャプテン以来ということで、6年ぶりの優勝になります。



3.明治大学が勝利した要因


2024年11月17日(日)に行われた対抗戦の帝京戦の敗戦を受けて、今回の帝京大学Jr戦に向けた対策を練ってきたと思います。それが見事にはまった印象を受けました。


3-1.キックを有効活用したエリアマネジメント


今回のJr戦では萩井選手がスタンドオフに入りました。萩井選手、本当にスペシャルでした。前半風上ということもあり、帝京大学の裏を狙ったキックが伸びていました。帝京大学が背走するシーンが多く見られました。また、見事な50:22が何回も見ることができました。

帝京大学は前へ出るディフェンスをしていたので、このキックを使ったエリアマネジメントは特に前半有効に機能していました。


3-2.ラインアウトでの相手ボールのスチール


LOで先発した亀井選手もスペシャルでした。帝京大学のラインアウトを何回スチールしたでしょうか。22mライン付近での帝京大学のラインアウトも見事にスチール、帝京大学の攻撃のリズムを乱すことに成功していました。



3-3.藤井選手の突破力


この日、藤井選手は3トライを上げました。帝京大学のゴールラインで帝京大学のディフェンスを力強く突破していくシーンは現地で観ていても圧巻でした。


3-4.安定したスクラム


スクラムは帝京大学に押されることはほとんどありませんでした。帝京大学はスクラムでペナルティ、タッチキックでモール&FWで突破というのが王道の攻めパターンなので、スクラムで押されると試合を支配されます。この日のスクラムは非常に安定していました。

応援している明治のメンバーからも、「いけ、やまたく」という応援が響いていました。やまたくは山口匠選手のあだ名だと思います。



3-5.安田選手のプライド


最後の勝因は安田選手のプライドでしょうか。久しぶりの試合で1トライをあげ、圧巻の出来でした。坂本選手、安田選手の両WTBは他の大学に行けば即レギュラーでしょうが、明治の場合はなかなかそうはいきません。そんな中、安田選手が見せたランは彼のプライドを見た感じがしました。

素晴らしかったです。これから、明早戦、大学選手権と進んでいきますが、安田選手の活躍に期待したいです。




百草グランド、本当に寒くて観戦している方も大変でしたが、それを吹き飛ばすような見事な勝利でした。明治が帝京に勝つのは、去年の八幡山で行われたJr戦以来なので1年ぶりだと思います。

その場に両方立ち会えたこと、幸せですね。

選手の皆さん、本当におめでとうございました。

これからの活躍も期待しています。


今回も最後までご覧いただき、ありがとうございました。



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